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在宅介護の回顧録
認知症を遠ざけるー良い集中力を鍛え、悪い集中力に嵌らないー
高齢になっても異性を意識しようといったスローガンを掲げる人もいますが、それは単に興奮状態の心で脳を酷使しているだけではないでしょうか?興奮は、興奮を呼ぶので集中力が増しているかのように思うかもしれません。でも、脳はダメージを蓄積します。徹夜で麻雀して、興奮してゲームに集中すると思いますが、あの状態が脳に良い影響を与えると思いますか?高齢者に向けて脳の活性化などと称しているフレーズの中身は、よく精査しないといけません。 -
イチオシの本
現代人のための瞑想法
この著書は、岳母への介護で、その生活において瞑想実践を取り入れてもらうにあたって最初に一緒に読んだ本です。岳母は80代後半でしたが、抵抗感なく読み進めてくれるほど、平易に教えてくださっている内容です。三度目となる岳母の介護は、マインドフルネスを存分に取り入れたものであったと言っても過言ではありません。私がお伝えしている≪介護を必要としない介護≫の実践には不可欠な取り組みでもあるのです。 -
在宅介護の回顧録
認知症を斬るー老いるとなぜ認知症に?ー
得られることのない期待と妄想を求め続け、欲と怒りが心を支配していると、脳はオーバーヒートすると考えています。心のありようによってオーバーヒートさせられた脳は、委縮が進みます。個人の見解ですが、このような欲と怒りが支配する心のありようが、老いを加速し、認知症を引き起こしていく最たるリスク要因ではないかと考えています。もっと言えば、老いていく人生のプロセスの上で、心のありようが与える脳への影響が認知症発生の有無を決める、という見解と仮説を私は持っています。 -
在宅介護の回顧録
欲と怒りを抑える練習ー在宅介護のアンガーマネジメント
未来に期待するほど期待通りにならない現実に落胆します。年齢を重ねるほど期待通りの将来にはなっていきません。年齢を重ねるほど、最期が近づいているのです。にもかかわらず最期の日時を超えた期待は成り立たないですよね。その最期の日時だって、明後日かもしれません。明日かもしれません。ですから、年齢を重ねるほど、期待は成り立たない。明日が最期かもしれないのに明後日を計画しても意味ないからです。つまり、死を直視した人だけが将来の期待が≪ 成り立たない ≫事実を理解します。 -
在宅介護の回顧録
欲と怒りを抑える練習ー親は子に裏切られて目を覚ます
ご存じでしょうか?裏切りは、最も身近で信頼を寄せた人が起こします。実の子でも親を裏切ります。裏切る方が悪い。しかし利口か、馬鹿かで言えば、裏切られる方が馬鹿なのです。親子、きょうだい、夫婦、ビジネスの現場でも同じです。若ければ馬鹿さ加減をバネにして再起を図ります。成功者の多くが裏切られる経験をするのも次のステップに向けて脇の甘さを無くすためです。そして老いて訪れるのが高齢者虐待です。この裏切りだけは最悪です。裏切られた親はすでに若さ、気力、体力、経済力を失っています。 -
在宅介護の回顧録
欲と怒りを抑える練習ーまず期待をやめる
本当の一流の人は、明日に期待をしていません。そうではなく、今日にベストを尽くしています。ですから結果として、期待以上の明日を生きています。では、今日にベストを尽くすうえで、何をすればよいのか。ですから、常にこのウエブサイトでは伝えさせてもらっていますよね! もし、年老いた親御様の在宅介護をする機会が巡ってきたら、それはチャンスだと。そこにベストを尽くしてください。 -
在宅介護の回顧録
命が心そのもの
命こそが、心そのものです。なぜなら、命とは、常(つね)としていないからです。赤ちゃんを見ていてわかるように、さっき笑ったかと思えば、今、泣き出します。このように、心はいつも変化しているのを発見できます。その変化のスピードもさることながら、そのタイミングごとの種類も異なります。嬉しさだったり、悲しさだったりします。つまり、心とは感情そのものであり、感情が反応に応じて常に変化していきます。心は、常に変化しながら生まれては滅していく機能というのが肝心なところです。
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