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在宅介護の回顧録
認知症を介護する家庭の作り方|まずパートナーの協力を得る
説明できますか?なぜ、パートナーもまた、あなたの親御様の在宅介護に協力しなければいけないのかを。年老いた親御様の在宅介護が必要になると、真っ先に思い起こすのが、ケアマネだとか、デイサービスだとか、外部のヒューマン・リソースによる介護サービス提供です。そのようなサービス提供を受けるのも重要ですが、それより何百倍も重要なのが、最重要パートナーとの信頼関係の構築です。しかしながら、その理解がないので、介護離婚などという言葉が流行ります。 -
在宅介護の回顧録
虐待を見破る目の覚まし方
やれ、孫が生まれればちょっかいを出し、カネを渡し、出産祝いをあげるわ、ランドセルを買い与え・・・挙句の果てには二世帯住宅を建てるわ、孫には生前贈与までする。あのね、そんなことしていて子や孫から尊敬されるとでも思いますか?感謝されると思いますか?もし、子や孫に対して、親がそんなことをしていて尊敬やら、感謝やらされるなら、家族全員で一丸となって最高の在宅介護をやってくれているはずです。でも、世の中を見渡してみてどうですか?現実が見えませんか? -
在宅介護の回顧録
虐待する子と介護する子の違い
日本中に東日本大震災の影響が残る最中の正月に母は救急搬送され入院しました。それ以前から、母の生活に危機が迫る足音は聞こえていました。母とは電話でよく話をし、また私の事務所にもよく立ち寄ってくれましたから。しかし我慢強かった母も、この入院を機会に堪忍袋の緒が切れたのでしょう。他の親族による母への態度を看過できなくなっていきました。 -
介護と仕事を相互に活かす
在宅介護はトップに立つ必須履修科目です
もし本能のままに総理大臣や都知事をやるとどうなると思いますか?答えは今の社会を見渡してみてくださっている通りです。逆説的に考えてみてください。つまり、トップに立つ、その素養は≪理性≫です。そして、理性は年老いた親御様の在宅介護で育ちます。ライオンなどこの地球上にいる人間以外の生命は年老いた親の面倒を看ません。唯一、人間だけが年老いた親の介護をします。その重責を担う原動力が≪理性≫です。≪理性≫の無い人間の姿カタチをした生命体にトップがつとまると思いますか? -
在宅介護の回顧録
死を避けたいですか
岳母との会話のテーマは≪死≫へと移っていきます。そもそも本能と理性の話の本質はこの≪死≫が中心です。なぜなら本能とは≪死にたくない≫衝動です。しかし理性はその衝動を超越し≪死を認める≫。死を認められるから、苦しみを当たり前のものとでき、苦しまずに最期を迎えます。在宅介護の時間を最高に有意義にするならば、≪死≫は必ずマスターしなければいけないテーマです。 -
在宅介護の回顧録
死が本能の無能さを教える
岳母が≪介護で子供には迷惑をかけたくない。≫と発言された時です。私は≪堂々と介護されてください。≫と伝えました。そもそも、親が子に堂々と介護をさせるのは、あるべき在宅介護の姿です。この姿勢は実母の教えです。なぜなら、親は堂々と最期を迎えていく姿勢を子に示さなければいけません。これは死を遠ざけ生に執着していては出来ない姿勢です。 -
在宅介護の回顧録
在宅介護は理性を伸ばす
年老いた親御様の介護から逃げてしまう行為ほど、その後の人生は、計り知れない損失を招きます。嘘だと思われるのなら、ぜひやってみると良いです。取り返しがつかないこともお伝えしておきます。理由は、理性の成長が終わり、本能の支配から逃れられない人生を歩むためです。本能の支配から逃れられない生き方は、苦しみです。介護から逃げまわる人は、これが判らないので残念なのです。 -
イチオシの本
老いていく親が重荷ですか。
理性的に生きる。ご高齢の親御様を率先して介護する人の特徴です。ところが、社会は本能的に生きることを絶賛します。そのため親の介護は重荷でしかありません。もちろん、才能を発揮し成功を収めるべきです。しかし、≪真の成功者≫に求められるのは、本能的な行動ではありません。理性的な行動です。人間で生まれてきた以上、人間以上で死ななければ意味がない。お釈迦様が年老いた親御様のお世話を推奨される理由、知りたくありませんか? -
在宅介護の回顧録
在宅介護が教える≪真の成功者≫とは?
残り数十年の人生で、カネさえあれば幸せと思う≪偽の成功者≫と、時間さえも超越する財産を携える≪真の成功者≫が存在します。その違いは、前者が本能で生き、後者が理性で生きた結果で示されます。昨今では週刊誌が、本能のままに野生の雄ライオンに似たような生き方をしてきた有名人の私生活を可視化してくれてもいます。人生の成功者になる。その真のあるべき姿に在宅介護は導いてくれるのですが、それに気づける人は極めて稀です。
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