老いは喪失
在宅介護の真っ最中は、その日を乗り切っていくのに全力投球になります。そのため、昨日を振返る、1週間前を振返る、そのような余裕はありません。私が、回顧録として介護経験をまとめているのは、一つの出来事をキチンと振り返ることのできる、そのメリットを最大限に活かしたいため、というのも判ってきました。なぜなら、ある出来事は、その時に意味や価値が判らなくても、時間が経過することによって、点としてではなく、線を形成する要素として見えてくるからです。在宅介護は、今に集中しますが、それがどのような意味を持ってその後の人生に良い影響を及ぼすのか。その観点をご紹介します。