2025年3月– date –
-
満開の桜
東京では、桜が満開に近いようです。お住いの地域では、いかがでしょうか。毎年、桜の開花を聞くと、母を連れてお花見に出かけていきました。最期を迎えた春は、車いすに乗ってもらい、連れていきました。アイキャッチの写真は、その後ろ姿です。一緒に桜を見ながら歩いた時間は戻ってきませんが、写真を振返るとその時の気持ちが鮮明によみがえります。 -
老いは喪失
在宅介護の真っ最中は、その日を乗り切っていくのに全力投球になります。そのため、昨日を振返る、1週間前を振返る、そのような余裕はありません。私が、回顧録として介護経験をまとめているのは、一つの出来事をキチンと振り返ることのできる、そのメリットを最大限に活かしたいため、というのも判ってきました。なぜなら、ある出来事は、その時に意味や価値が判らなくても、時間が経過することによって、点としてではなく、線を形成する要素として見えてくるからです。在宅介護は、今に集中しますが、それがどのような意味を持ってその後の人生に良い影響を及ぼすのか。その観点をご紹介します。 -
高齢者虐待・再び(在宅介護はオープンが基本)
犯罪が最も多い人間関係をご存じですか?それは、夫婦間であったり、家族間、親族間の人間関係です。ニュースで報じられる犯罪は、残虐性がクローズアップされるので、そのような犯罪が多いように思ってしまいがちです。しかし、現実は表に出てこないだけで、違うのです。あなたに危害を加えようとする最も可能性のある人間は、あなたが最も愛した人間なのです。 -
素晴らしいと感じた施設のサービス
いつもアップロードする記事とは趣を変え、母と私がお世話になり、とても素晴らしいと感じたデイサービス施設、その取組をご紹介しましょう。まず最初に紹介するのは、回転ずしに連れて行ってくれたことでした。もちろん、費用は家族が負担しますが、母はとても楽しかったと喜んでいました。小さな規模のデイサービス施設だからこそできる取組です。 -
別のデイサービス施設に移りました
ご長寿の方が利用されるデイサービスの一日は、およそパターン化されています。最初の頃は、新しいお友達もでき、また旧友に再会できるなど、新鮮さはありました。しかしながら、その新鮮さも徐々に薄れていきます。ある程度の施設規模だと数十人の利用者がいらっしゃるので、ひとりひとりに希望に細やかに対応するのはムリが生じます。 -
長寿になった時、最期に何を求めるのか
あなたが40代でも、50代、60代でも構いません。おそらく求めているものは、似たり寄ったりかもしれませんね。家族が健康で、幸せで、元気で、いじめにあったりせず、無難に勤めて、それなりに結婚して、マイホームがあって、さらには孫もできて、たまに旅行にいって、美味しいものを食べて、つつがなく今日を過ごせればよいと。では、そのようなあなたが最期を意識した時、人生に何を求めますか? -
明日、亡くなるかもしれない。それが在宅介護の本懐です。
明日、亡くなるかもしれない。大切な人とのお別れは、必ずやってきますがこの感覚を切実に持ち合わせている人は非常に少ないし、言われてもピンとこないはずです。しかし、この感覚を研ぎ澄ませてくれるのが、在宅介護の本懐です。逆に言えば、親御様の在宅介護を最期まで完遂した人は、この感覚を備えています。 -
似合わない髪形を強要される苦痛
認知症になってしまえば、髪型なんて気にもならなくなると思っていませんか?もし、そう思っていれば、その考えを改めなくてはいけません。介護を必要とするご長寿の方が、男性であれ、女性であれ、髪型を整える、身だしなみを整えるというのは非常に重要な行為であり取組です。
1