2024年6月– date –
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在宅介護の回顧録
認知症を遠ざけるー良い集中力を鍛え、悪い集中力に嵌らないー
高齢になっても異性を意識しようといったスローガンを掲げる人もいますが、それは単に興奮状態の心で脳を酷使しているだけではないでしょうか?興奮は、興奮を呼ぶので集中力が増しているかのように思うかもしれません。でも、脳はダメージを蓄積します。徹夜で麻雀して、興奮してゲームに集中すると思いますが、あの状態が脳に良い影響を与えると思いますか?高齢者に向けて脳の活性化などと称しているフレーズの中身は、よく精査しないといけません。 -
在宅介護の回顧録
認知症を遠ざけるーありのままを見るー
晩年に湧き出る問題や課題の数々。 感じていらっしゃる方も多いです。その問題や課題を解決するコツは、どうにかしようと思うのではなく、手放す。気がつかなくてはいけないのは、どうにかできる現実など一つも無いという事実の発見です。ありのままを観察できれば、それが判ります。例えば、親子の問題。あれだけ手塩にかけた子供が、自分の面倒を看ない現実に直面すれば、悲嘆に暮れます、おそらく。最も自分の思い通りにしたい現実ほど、そうならないと思うはずです。これがありのままの世界です。 -
イチオシの本
無常の見方・苦の見方・無我の見方
ずっと日本にありながら、最も理解が及ばない範疇が私にとっての仏教でした。特に、無常・苦・無我と聞いて、明確に説明できる人なんて出会ったことすらありませんでした。でも、スマナサーラ長老のご著書に出会い、例えば、この記事で紹介している無常・苦・無我を学ぶとき、きっと後悔されると思います。≪ なんでもっと早くに出会わなかったんだ! クッソ~ ≫と。これまでに読んできたどんな本よりも、私がおススメしたいご著書です。目から鱗のはずです。 -
在宅介護の回顧録
認知症を遠ざけるー湧き出る晩年の問題から逃げないー
病気も同じです。原因は自分で作っている。医者は病気を判別し治癒させる方策も知っているでしょう。しかし治せるのは自らの心が持つ自然治癒力が主でありドクターの協力は従です。なぜなら、病を作ったのも自らの心なのですから、治癒できるかどうかもその心にかかっているのです。これまでの生きたい気持ち、死を避けたいが故の判断が人生の終盤においてどう課題として降りかかってきているのか?課題を直視すればそれを生じた心を改めケジメをつける。認知症を遠ざける取組です。 -
在宅介護の回顧録
認知症を遠ざけるー要介護認定されたいですか?ー
お聞きしますが要介護認定されたいですか?岳母の在宅介護では≪介護を必要としない介護≫を目指しました。当たり前ですが、世の中の介護サービスを受けるには要介護認定が必要です。しかしその必要性を求める疾患が無い以上、介護サービスは必要としません。多くの人が勘違いしているのが高齢になれば介護サービスがあるから安心と思いがちですが違います。介護サービスをできるだけ必要としないライフスタイルの確立が本当の安心なのです。 -
介護と仕事を相互に活かす
在宅介護はトップに立つ必須履修科目です
もし本能のままに総理大臣や都知事をやるとどうなると思いますか?答えは今の社会を見渡してみてくださっている通りです。逆説的に考えてみてください。つまり、トップに立つ、その素養は≪理性≫です。そして、理性は年老いた親御様の在宅介護で育ちます。ライオンなどこの地球上にいる人間以外の生命は年老いた親の面倒を看ません。唯一、人間だけが年老いた親の介護をします。その重責を担う原動力が≪理性≫です。≪理性≫の無い人間の姿カタチをした生命体にトップがつとまると思いますか? -
介護と仕事を相互に活かす
在宅介護に品質管理の観点はとても有益
Qualityはなぜ必要で管理が必要で保証しなくてはいけないのか?それはモノ・サービス、また生活のしやすさといった点も、それを享受する大切な人の命を守り育むために必要であり、安心と安全の基準を満たし、それが永続的に維持できるようにする。この目的があるのです。でも、よく考えてみてください。誰にとっても、そのQulityが最も求めらる身近な現場があるのです。それは、大切な人の象徴でもある親御様への在宅介護です。在宅介護は弱くなっていく命を守り育む活動だからです。 -
在宅介護の回顧録
認知症を遠ざけるー活き活きした心で脳を活発化させるー
認知症さえ遠ざければ、在宅介護ははるかに楽になります。そこで、この記事では、マインドフルネスが認知症予防に与える影響について、AIのClaude 3とディスカッションした記録を公開しています。AIの深化は目覚ましいですが、質問するこちらもその分野の専門性を深めていると有意義な議論ができます。しかも、その議論のプロセスと結果は多くの人にとって有益なものになります。認知症だけは避けたい!、そう思われるなら必読の内容です。
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