2024年3月– date –
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在宅介護の回顧録
欲と怒りを抑える練習ー親は子に裏切られて目を覚ます
ご存じでしょうか?裏切りは、最も身近で信頼を寄せた人が起こします。実の子でも親を裏切ります。裏切る方が悪い。しかし利口か、馬鹿かで言えば、裏切られる方が馬鹿なのです。親子、きょうだい、夫婦、ビジネスの現場でも同じです。若ければ馬鹿さ加減をバネにして再起を図ります。成功者の多くが裏切られる経験をするのも次のステップに向けて脇の甘さを無くすためです。そして老いて訪れるのが高齢者虐待です。この裏切りだけは最悪です。裏切られた親はすでに若さ、気力、体力、経済力を失っています。 -
在宅介護の回顧録
欲と怒りを抑える練習ーまず期待をやめる
本当の一流の人は、明日に期待をしていません。そうではなく、今日にベストを尽くしています。ですから結果として、期待以上の明日を生きています。では、今日にベストを尽くすうえで、何をすればよいのか。ですから、常にこのウエブサイトでは伝えさせてもらっていますよね! もし、年老いた親御様の在宅介護をする機会が巡ってきたら、それはチャンスだと。そこにベストを尽くしてください。 -
介護と仕事を相互に活かす
死は大きな決断の重要なツール
いま社会人と言われいる人たちが仕事をしている姿勢は、自分のためです。しかし、盛田さんや、ジョブズさんの仕事に対する姿勢は、他者よりも自分の幸せを優先したでしょうか?答えは、ノーです。年老いた親御様の在宅介護も同じことです。他者の幸せのために仕事をするのが、真の社会人です。その結果が自分にフィードバックされている程度の認知は、真の社会人の新人研修内容です。この心構えがある人に、親の介護をしながら、どうやって生活を成り立たせるのか?という疑問は生まれません。成り立たせるために心と頭があるのです。 -
在宅介護の回顧録
命が心そのもの
命こそが、心そのものです。なぜなら、命とは、常(つね)としていないからです。赤ちゃんを見ていてわかるように、さっき笑ったかと思えば、今、泣き出します。このように、心はいつも変化しているのを発見できます。その変化のスピードもさることながら、そのタイミングごとの種類も異なります。嬉しさだったり、悲しさだったりします。つまり、心とは感情そのものであり、感情が反応に応じて常に変化していきます。心は、常に変化しながら生まれては滅していく機能というのが肝心なところです。 -
在宅介護の回顧録
命とは≪ 反応 ≫です
≪命≫が人生を創造する。これが理解できれば、命を鍛えると人生はより良くなると想像できます。世の中で、よく因果応報という言葉を聞きませんか?よい原因をつくれば、よい結果が返ってくるこの自然の法則ですが、上手に使える人はあまり見かけません。もし、そのような人ばかりの世の中になれば、いじめや戦争は無くなりますからね。命を鍛えるとは、良い結果づくりを上手にできるようにするプラクティスです。 -
イチオシの本
こころは原子爆弾ーその巨大なパワーを有効に使う方法
介護でお世話をした岳母も熱心に読んでくれた一冊。強く影響を受けたのが命の発見です。それも、死を直視しなければ見えてきません。つまり、命とは、生きている私たちと、ご遺体との差分。これが判った時の衝撃をよく覚えています。この命こそが心であり、相対的にしか判らない対象を直接的に観察するのがヴィパッサナー瞑想であると判った時には、瞑想実践をしない理由がなくなりました。 -
在宅介護の回顧録
≪命≫=≪生きている私たち≫-≪ご遺体≫
命とは、亡くなったご遺体と、生きている私達の比較、つまり差分によって鮮やかに浮かび上がります。≪命≫=≪生きている私たち≫-≪亡くなったご遺体≫命はこのように相対的に発見するのが最初の一歩、というお話は、岳母も納得してくれました。では、そもそも、≪ 命 ≫とは何か。岳母との会話は続きます。 -
在宅介護の回顧録
生死のレッスン
≪誰もが例がなく、死に向って生きているのか?≫この現実に、がっかりされた岳母にある提案をします。 ≪死を乗り越えてみませんか?≫≪そんなことができるのか?≫≪はい。肉体が朽ちていくのは仕方がありませんが、もちろん、できます。≫興味を持ってくださった岳母に、まずお伝えしたのが生死のレッスン。その最初が、命の発見です。 -
在宅介護の回顧録
死を避けたいですか
岳母との会話のテーマは≪死≫へと移っていきます。そもそも本能と理性の話の本質はこの≪死≫が中心です。なぜなら本能とは≪死にたくない≫衝動です。しかし理性はその衝動を超越し≪死を認める≫。死を認められるから、苦しみを当たり前のものとでき、苦しまずに最期を迎えます。在宅介護の時間を最高に有意義にするならば、≪死≫は必ずマスターしなければいけないテーマです。
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